こんにちは!
キャンプ歴5年目。アラサー&シンママの火野あかりです。
春や秋、冬にキャンプをすると、朝起きたらテントの中がびしょびしょでびっくりすることがあります。
テントが浸水したかと思うくらい、水たまりになっていることも!
原因はテントの中と外の気温差でできる結露。
気温が低い季節に起こりやすいですが、夏でも高原の涼しいキャンプ場に行くと結露してしまうこともあります。
今回は、テントの結露対策と結露してしまったときの対処法について詳しく解説していきます。
・キャンプでテントがびしょぬれになるのはなんで?
・テントが結露しないようにするにはどうしたらいい?
・テントが結露した時の対策は?
テントが結露する原因は?対策しないとどうなる?
キャンプでテント泊をして朝起きたとき、テントの壁や床がぐっしょり濡れていてびっくりしたことはありませんか?
その正体は、テント内と外の気温差による結露です。
結露って冬の家の窓なんかにもよくおこるよね。
夏に冷たい飲み物を飲んだ時なんかにもコップが結露するよねー。
特に、テントのような狭い場所では、中にいる人間の呼吸や汗(冬でも汗かきます)で湿度が上がり、体温だけでもテントの中と外では温度が変わってしまうので、簡単に結露してしまうんです。
テントの壁や床が濡れていて、夜中にびっくりして目が覚めてしまったなんていうのもあるあるな話…。
別に結露するだけなら放っておけばいいんですが、テントを濡れたままにしておくと生地が劣化してテントが壊れたり、カビが生えてしまってせっかくのテントが台無しになってしまいます。
テントが結露する前の対策は除湿と換気
テントが結露するのはテントの中の湿度と気温が高いこと。
あらかじめ除湿剤や、新聞紙など湿気を吸収する素材をテントの中に入れておくのがおすすめです。
吊り下げタイプの除湿剤なら、テント内のランタンフックに下げておけば、効率よく湿気を吸収してくれますよ。
それでも人間の息の中の水蒸気の方が多いので、除湿剤や新聞紙では間に合わない可能性が高いです。
電源サイトを利用している場合は、温風の出るファンヒーターを使ってみましょう。
普段は空気が乾燥するからと嫌煙される暖房器具ですが、テント内の空気を乾燥させ空気を回し結露を予防してくれます。
電源がないと使えない技だけど、かなり有効な対策です。
サーキュレーターを使う
使える電源がない場合は、まずは換気を第一優先にしましょう。
テントにベンチレーション(空気を循環させる窓)があれば、テント内の空気を換気することで結露は防げます。
でも、夜中に外気で換気し続けるって冬キャンプだと激寒…。
ここで出番なのがサーキュレーターです。
小型のサーキュレーターで電池式のものやUSB充電できるものなど、電源サイトでなくても使えるものもたくさん。
テントのベンチレーション(換気窓)を開け、サーキュレーターをつけておけばテント内の湿気を外に出すことができるので、結露を防ぐことができますよ♪
テントが結露したときの対策は拭き取りが早い
ここまでテントの結露対策について解説してきましたが…。
実は、テント内の結露はいろいろ対策をしていても、完全に防ぐことはできません!
ええー!!じゃあ対策しても無駄じゃない!!
そりゃあ、自然の力には抗えませんよ…。けど、対策をすればテントの中が水たまりになることはないから対策はした方がいいんだよー。
…じゃあ結露しちゃったらどうするのさ?
テントが結露してしまったときに、一番早い方法はタオルなどで拭き取ること。
ですが、テント内の結露ってけっこう多いので、普通のタオルで拭くだけだとすぐにビショビショになってなかなか全部拭ききることができません。
なので、我が家では、吸水性が高く速乾性のある洗車用の吸水タオルを使用しています。
テントって車より大きいものもあるので、大判の洗車用の吸水タオルが重宝するんです。
小さいテントであれば使い捨てで吸水性の高いキッチンペーパーなどでも代用できますので、そこはお好みで♪
結露しにくいテントってあるの?購入時の対策
どうしてもテントが結露しやすいというのなら、逆に結露しにくいテントってあるの?って思った方…。
実は、あるんですっ(*´▽`*)
それは…
- テントの生地にコットンを使用したテント
- ダブルウォール(二重構造)のテント
この2つです。
ポリコットン、コットンのテント
通常売られていポリエステル製のテントは湿気を通しにくく、テント内に湿気がこもってしまいます。
結露対策としてテントを選ぶなら、「綿(コットン)」が生地に含まれているものを選びましょう。
テント生地にコットンが使用されているもの…
テント生地に「TC素材」「ポリコットン」「VC素材」「コットン」などの素材が書かれているか確認しましょう。
綿(コットン)生地はもともと私たちの洋服にも使われている素材で、通気性があり、水分を含むことで繊維が膨らむため、テント生地そのものに湿気を調整する機能があるんです。
※「ポリコットン」はポリエステルとコットンの混合生地です。
コットンが使われているテントは、調湿性があり、テントの中で暖かいものを食べたりしてもあまり結露が起こりません。
我が家では好んでポリコットンのテントを使用していますが、結露はほとんど経験したことがありません。
さらに、コットン自体が火に強く燃えにくいことから、テントの近くで焚き火をしてもテントに火の粉が飛んでテントが溶けた…なんてこともないので、コットンが含まれているテントは大活躍のテントです。
いいことずくめじゃない♪
あえてデメリットを言うのならば、値段が高くて重い!ってとこかな。
結構致命的なデメリットだけど(笑)
予算や持ち運びの重さを許せるのであれば、コットンが入ってるテントで快適なキャンプライフをおすすめいたします♪
ダブルウォール(二重構造)のテント
ダブルウォールテントとはテントの外側にあるフライシートと、テントの中に設置するインナーテントの二つのテントからできている二重構造のテントのことを指します。
二重構造になっていることで、寝室であるインナーテントとフライシートの間に空気の層ができるため、インナーテントと外の気温に差が出にくくなります。
そのため、結露しにくくなるのです。
ダブルウォールのテントはいろんなメーカーからいろんな価格のものが出ているので、選びがいがありますよ( *´艸`)
テントの結露対策におすすめ【ポリコットン、コットン生地のテント】
ダブルウォール(二重構造)のテントは良く売られていますので、今回は結露対策におすすめのポリコットン・コットン生地のテントをご紹介していきましょう♪
レトロでクラシカルなTC素材テント ペポ(tent-Mark DESIGNS)
種類 | A型フレームテント |
設営サイズ | (約)270×290×205(H)cm |
収納サイズ | (約)75×35×35cm |
重量 | (約)15.9kg |
収容人数 | 4-5人用 |
tent-Mark DESIGNSのペポはレトロテイストなA型フレームと呼ばれる形のテント。
焚火に強いTC(ポリコットン)生地のテントで結露に強いですが、前後左右にメッシュの窓があるので換気も十分。
設営がとても簡単なので初心者の方にもおすすめのテントですが、重量があるので慣れないうちは一人で設営するのはちょっと大変かもしれません。
小型のTC素材テントの入門編 ペポライト(tent-Mark DESIGNS)
種類 | 小型ロッジテント |
設営サイズ | 240×220×(H)140cm |
収納サイズ | 約)60×25×25cm |
重量 | (約)8.02kg |
収容人数 | 1-2人用 |
tent-Mark DESIGNSのペポライトは前述したペポの小型版。トップにフライシート(屋根)が付いているのでさらに結露に強いテントです。
一応ソロキャンプに推奨されているテントですが、とても広いので大人1人+子供2人でも余裕です。
左右に窓がないですが、前後に大きな窓がるので換気は十分です。
床面(緑の部分)はポリエステル製で左右の生地が立ち上がっており、そこだけ結露しやすいので濡れると困るような機械や寝具は近くに置かない方が無難です。
TC生地のテントって高くて重いので、小型のペポライトは入門編としてちょうど良いと思います
コットンテントの王道 Ydun 5.5 Tent(NORDISK)
種類 | 小型ロッジテント |
設営サイズ | 210x260x150cm |
収納サイズ | 62x27cm |
重量 | 13kg |
収容人数 | 1-2人用 |
コットンテントといえば NORDISK のテント。
ユドゥンはTC素材のテントで、左右の壁にベンチレーション(換気窓)を搭載しているので換気は十分。
別売りのインナーテントを使えば、ダブルウォール(二重構造)にできるので、結露対策としては十分なテントです。
キャンパーあこがれのテントですが、なんせ価格が高い!!(*´▽`*)
予算のある方はぜひ…。
\ 簡単に設営できるおすすめテントはこちら /
まとめ
テント内の結露を完全になくすことは不可能ですが、夜中に水でヒヤッとしておこされたり、びしょびしょのテントを撤収しないで済むように、ある程度の対策をするのは大事です。
テントが濡れてしまうと乾かすのが大変ですし、湿気たまま収納して、次の時にはカビだらけ!なんていうことになったらもっと大変です(;^_^A
子連れキャンプでは、子供が凍えると大変なのでテント内の温度を下げるわけにはいきません。
暖房器具や換気、除湿グッズでうまく結露と付き合っていきましょう♪
お試ししたい方はテントをレンタルするという手もありますし、人数、荷物の量、キャンプの頻度など、ご自身のキャンプスタイルで素敵なテントを選んでください(*´▽`*)
記事内でご紹介したグッズはこちら
最後まで読んでいただいて
ありがとうございました!
火のある丁寧な暮らしに憧れる
アラサーシンママの火野あかりでした。
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