こんにちは!

キャンプ歴5年目。アラサー&シンママの火野あかりです。
ペレットストーブって興味があるけど、どういうもの?
- 薪ストーブと何が違う?
- 燃料は何を使ってる?
- 費用はどのくらいかかるの?
- 電動と手動があるっていうのは本当?
- 音がうるさいって聞くけど実際どうなの?



薪ストーブに比べてペレットストーブってマイナーなので知らない人の方が多いと思う。実際私も去年知ったしね。



今回は僕の出番かな。しっかりレクチャーするよ。
今回は、ペレットストーブって何?というところから価格や購入のための注意点を書いていきます。
「薪ストーブはあきらめたけどペレットストーブなら…。」と思う方に読んでいただければと思います♪
ペレットストーブって何?知らないと後悔する基本知識


ペレットストーブとは、主に森林の間伐材(間引いた木)を細かく砕いて圧縮した「木質ペレット」というものを燃料にしています。
普通にホームセンターで売ってるものではないですが、実は猫のトイレ用の「猫砂」として一般的につかわれているんです。
その木質ペレットに火をつけるのがペレットストーブ。
火を使うのは薪ストーブと同じですが、小さなペレットを燃やすので、煙がほとんど出ないこと。
数m離れれば臭いもしないので、近所の洗濯物を煤で汚すなんてこともなく、苦情が少ないとか。
一戸建て住宅はもちろん、マンションで使う方もいるほどなんです!
薪ストーブで薪を燃やすと、燃焼室(薪を燃やすところ)から煙を外に出すために長い煙突が必要ですが、その費用と工事はかなり大がかり。
ペレットストーブは電気を使ってファンを回し、強制的に換気をする電化製品なので、煙突なし。
ストーブの後ろの壁に直径15㎝くらいの穴をあけるだけでOK。
着火から消化までタイマー設定できるし、火力調整も簡単です♪



我が家は床が普通のフローリングだからめっちゃ寒いんだよね。冬の朝とか氷かと思うくらい。



ペレットストーブなら起きる時間の30分前くらいに設定しておけば、ぬっくぬくの朝を迎えられるよ。



本当?!冷え性のアラサーに冬はつらいから、早くほしいよ!
実はうるさい?送風ファンの音が大きいかも


ペレットストーブは燃焼室でペレットを燃やし、火を焚きます。
その熱はファンで本体から放出されるので、ファンヒーターのような構造です。
基本的には本体が熱くなり、「輻射熱」の遠赤外線効果で部屋全体を暖め、体を芯から温めてくれます。
本体が暖まるまではファンを回さないと寒いので、ファンの音がうるさいと感じる方もいるようです。
薪ストーブは無音で、パチパチ…と薪のはぜる音を聞くのが醍醐味の一つ。
機種によっては一番火力が低いモードを選択すれば、ファンの音がしなくなるものもあるので、音が気になる方は実際に稼働しているところを見学してみた方がいいかもしれませんね♪
ちなみに、ペレットストーブのファンの音は50デシベル前後。
一般的なガスファンヒーターが40デシベルくらいで、エアコンが60デシベルくらいなので、普通に使っているエアコンよりは音が小さいといわれています。
【後悔しないペレットストーブ選び】設置のための費用はいくら?


ペレットストーブ設置にかかる費用は、ざっくり分けると以下の通りです。
- 本体価格
- 部材(煙突などの本体以外の部品)価格
- 工事・設置費用(送料含む)
- 燃料費
本体価格は機種によりさまざま。
安いもので20万円~、高いものは100万円を超えるものもあります。
部材は煙突の長さで決まり、通常の設置であれば数万円くらい。
工事費を含めると10万円以内で設置できるはずです。
燃料代は使用時間によってちがう


燃料の木質ペレットは、木を皮ごと粉砕して固めた「全木ペレット」と、皮をむいて中身だけをチップにした「ホワイトペレット」があります。
燃料用ペレットの相場は500円~800円/10kg。
手間のかかったホワイトペレットの方が高めで、一般的に猫砂として売られている物の方がさらに割高。
機種によって異なりますが、ペレットの消費量は1時間に1㎏くらい。



たとえば、朝3時間、夜3時間の1日6時間だと1日6㎏で役300~400円。それが30日だと月々9,000~12,000円の計算になるね。



そんなに高いの!?と思ったあなた!
冬の暖房費を我が家の場合で計算してみました↓↓
エアコンなどの暖房器具なしの電気・ガス代 | 7,000~8,000円/月 |
寒い時期の暖房ガンガンの電気・ガス代 | 20,000~22,000円/月 |
差額は12,000~14,000円。
もちろん他の要素はあると思いますが、ほぼ暖房費でこの差。
1日3時間計算なら、ペレット代とほとんど差がありません。
ペレットストーブは私の趣味の一環でもあるので、わざわざキャンプ場に行って火を焚いて片付けすることを思えば、毎日手軽に家で火を見れて、更にあったまることができる。
これは「お得」としか言いようがない(*´Г`*)
※ペレットを保存するための半畳ほどのスペースは必要です。
購入には補助金を利用しよう
ペレットストーブは国が林業の支援やエコの取り組みのために進めている事業の一つでもあります。
ペレットストーブを導入するための助成金を出している自治体もあるんです!
大体が春先に募集を開始して、予算に達したら締め切っています。
本体代金の1/3や上限10万円などお得に設置できるので一度お住いの自治体に確認してみてください。
ちなみに、私の住んでいる自治代の補助金制度は数年前に終了しておりました…( ;∀;)
ペレットストーブで後悔しないためのメンテナンス方法を知ろう


薪ストーブより扱いが簡単とはいえ、ペレットストーブもメンテナンスが必要です。
燃焼室にたまった灰を出して、耐熱ガラスをきれいにして、短い煙突掃除も。
燃焼室のお掃除は毎日しないといけないですが、手作業だと大変…。
灰専用の掃除機でパパっと終わらせれば10分くらいで掃除は完了です♪
(※普通の掃除機で灰を吸うと掃除機が壊れてしまうので注意!)


最新の機種には自動のお掃除機能がついているものがあるので、メンテナンスに時間をかけたくないという人にはおすすめです♪
煙突掃除は部品を外して中をささっと掃除するだけ。
ペレットの燃やし方や使用時間にもよりますが、掃除の頻度はそこまで多くなくてOK。
メンテナンスは毎年の使いはじめと、終わってから。使用中は月に1-2回で十分です。
使い始めは1年毎に業者さんにメンテナンスしてもらいましょう。
メンテナンス費は1-2万円かかりますが、慣れたら煙突掃除くらいは自分でできるようになりますよ♪
薪ストーブの場合は燃やす薪によって、煙突に煤が分厚くこびりつく場合があります。
煙突から換気ができないと不完全燃焼を起こして煙が逆流したり、火事になったりします。
火災を防ぐため定期的な煙突掃除が必要なので、必ず業者さんに依頼しましょう。
ペレットストーブで後悔?!電動は防災に不向き?


ペレットストーブや薪ストーブは火を生活に取り入れることで癒しや暖かさを求める方がほとんど。
薪ストーブは電源不要なので「停電になっても使える」という理由で選ぶ人もいます。
東北の震災の時には薪ストーブユーザーのお家で集まって暖をとったという話もあって、それ以降、薪ストーブに注目が集まったそうです。
ペレットストーブは着火に電気を使い、自動でペレット少しずつ出すので電気がなければ動きません。
機種によっては、着火剤を使って手動着火し自然対流で換気する構造のものがありますが、電気を使わないものは薪ストーブと同様の大きな煙突を設置する必要があります。



個人的には、普通の停電より地震が心配かな。大きな煙突が地震でゆがんだり、亀裂が入ったりしたら業者さんにチェックしてもらわないと使えない気がする。



炎を使うからね。安全チェックは欠かせないよね。
地震が起きた後、行政で住宅はチェックしても、煙突は専門知識がないので確認は難しいと思います。
逆に本体が無事でも家が使えなくなった場合は同様に使用することはできません。
取り外しができるペレットストーブなら、安全なところで発電機やポータブル電源などを使って使用することができます。


↓↓ペレットストーブがポータブル電源で使えるか,業者さんに取材してみました♪↓↓


まとめ


今回はペレットストーブについて詳しくお伝えしました。
この記事でお話したのは基本的なペレットストーブのことなので、メーカーさんや機種によって特徴が違ってきます。
サイズが小さいのがいいのか、とにかく暖かいのがいいのか、燃費がいいのか、調理ができるのか、電動手動、いろいろあります。
新築のお家なら問題ないですが、リフォームついでにペレットストーブを導入するのなら設置できる機種が限定されますし、おしゃれな見た目にこだわっても選ぶのもアリ。
これからこのブログでいろいろなメーカーさんや機種をご紹介していきますので、ぜひご覧ください♪



最後まで読んでいただいて
ありがとうございました!
火のある丁寧な暮らしに憧れる
アラサーシンママの火野あかりでした。


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