こんにちは!

キャンプ歴5年目。アラサー&シンママの火野あかりです。
今回は、ペレットストーブ界ではなかなか見ない無電源ペレットストーブ「クラフトマン(CRAFTMAN)」について、
- 無電源ペレットストーブってなに?
- 無電源ペレットストーブは普通のペレットストーブとどうちがうの?
- 使えるメリット・デメリットはあるの?
- クラフトマンってどんな機種?
という疑問を解決するための記事を書いていこうと思います。



私がペレットストーブ買おう!って決めたきっかけがクラフトマンなんです。



え?そうだったの?でも、あかりはあんまり無電源ペレットストーブおススメしてないよね?



今の生活条件だったら、ちょっと難しいんだよね。…悔しいっ!!
では、超絶大好きな無電源ペレットストーブ「クラフトマン(CRAFEMAN)」の詳細を大公開しちゃいます!
通常のペレットストーブについて詳しいことはこちら↓


早速いってみましょう♪
無電源ペレットストーブ【クラフトマン(CRAFTMAN):石村工業】って何もの?


このブログのトップ画像にもイラストのモデルに使わせていただいている石村工業さんのクラフトマン(CRAFTMAN)。
石村工業さんは日本の岩手県にある会社です。
クラフトマンは無電源ペレットストーブ、その名の通り「電気を使わないペレットストーブ」なんです。
ヨーロッパでは無電源のペレットストーブは多くなっているんですが、国産のペレットストーブは電動のものがほとんど。
国産の無電源ペレットストーブは珍しいんですが、さらに木質ペレットと薪の両方を燃料にできる。
これ、かなりレアなんです。
基本的に、ペレットストーブは家電なので電気を使用して着火したり、温風を送ったり、燃料の木質ペレットを炉内に送りだしたり、と電気を使う機種が多い。
無電源ペレットストーブは着火、給排気、ペレットの送り出しを手動または自然の動きでやっています。
電気を使わない分、手間と時間がかかりますが静かでやさしい暖かさが特徴。
「電力を使わないストーブが作りたい」というこだわりのもと、職人さんが1つ1つ丁寧に作っています。


木質ペレットが燃える仕組み


↑↑は私の敬愛する石村工業製クラフトマンという無電源ペレットストーブの構造です。
燃料の木質ペレットをタンクに入れると、炉内につながっているタンク下まで降りていきます。


炉内で着火すると、高音の熱が木質ペレットを炭化させて可燃ガスが発生し、燃焼が続くというしくみ。



木質ペレットが上に積まれているのに、なんで全部燃えないのかいっつも不思議なんだよね。



燃焼する炉からつながってる煙突から排気されるからペレットタンクは陰圧がかかってるんだよね。これをドラフト現象という(`・∀・´)エッヘン!!
ドラフト現象とは…
別名「煙突効果」。煙突の中に外気より高温の空気がある時に、高温の空気は低温の空気より密度が低いため煙突内の空気に浮力が生じる結果、煙突下部の空気取り入れ口から外部の冷たい空気を煙突に引き入れながら暖かい空気が上昇する現象を言う。(引用:Wikipedia)
つまり、長い煙突が付いている箱の中で物を燃やすと、箱の隙間や空気取り入れ口から空気を吸って、煙突から熱い空気を吐き出す、ということ。
通常のペレットストーブの場合は、空気を吸排気を電気でやってるから、長い煙突は不要。
そのかわり電気のモーターの音がするから無音が好きな人にはクラフトマンはおススメ。
ただし!ドラフト現象で吸排気している無電源ペレットストーブではおもいっきりドアをオープンしちゃうと、ドアの方にも空気が逆流してくるので注意が必要です!
無電源ペレットストーブのメリット、デメリットをご紹介
無電源ペレットストーブの仕組みをここまで見てきました。
メリット、デメリットがそれぞれあるので見ていきましょう♪
メリット
無電源ペレットストーブ「クラフトマン(CRAFTMAN)」のメリットはこちら。
- 停電に強い
- 音がしない
- 見た目がかっこいい
- 薪ストーブにもなる
無電源だからこそのメリットがたくさんありますね♪
停電に強い
クラフトマンは電気を全く使用していないので、停電になっても使い続けることができます。
電気制御ではないので細かい機能はないですが、慣れていけば使用時間分の燃料を計算して入れておく、なんていう調整が自分でできるようになるはず。
3.11の震災では被災者の方の役に立ったという記録が残っています。
音がしない
通常のペレットストーブは炉内で暖まった空気を電気で送風して部屋を暖める機能が付いています。
また、木質ペレットを炉に送り出すためにモーターが回っています。



機種によって違うけど、送風ファンの「ふぉーん」っていう音、ペレットを落とすときの「ジジジジ…コロン、コロン」という音するんだよね。



送風ファンはともかく、ペレットが落ちる音は好き♡
この音をうるさいと感じる人もいるようで、ペレットストーブのデメリットでは必ず上がってきます。
その点、クラフトマンはすべて自然の力で行っているので、ほぼ無音。
静かな空間を楽しみたい方にはおすすめなのです。
見た目がかっこいい


ただただシンプルに見た目が好き。
普通の薪ストーブもかっこいんだけど、好きなんだけど、クラフトマンの方が無骨でかっこいい♡


レトロなロボットみたいで、アームみたいな左右の空気調整部分とか、ペレットタンクが顔みたい。
炉の扉や灰受けボックスはドラえもんのポケットみたい。


ペレットタンクについているフクロウのマークとか、扉の下についている「CRAFTMAN」の文字とか。



どんだけ私の心にドはまりしてくれるんだっていうくらいに好き♡



あかり、そろそろ読者さんが引いている気がするよ?



とにかく!見た目がかっこよすぎるのがクラフトマンなんです!
薪ストーブにもなる
ペレットストーブのクラフトマン。
実は、木質ペレットだけではなく薪を燃料として使うことができます。
つまり、薪ストーブとして使うことが可能!



こういうストーブのことを「ハイブリッドタイプ」って言うんだよ。



車でもガソリンと電気で動くのをハイブリッド車っていうもんね。
普通のペレットストーブは木質ペレットのみを使用するので燃焼室である炉内はかなり狭い。
小さなペレットが燃えればいいだけだからです。
ハイブリッドタイプは、薪を燃やすことを考えられているので、炉内が広い。
クラフトマンの場合は40㎝の薪を燃やせるように作られています。


え?これの何がいいかって???
薪ストーブの醍醐味
「ストーブ調理」ができるんですよ!!(=゚ω゚)ノ


私、実はペレットストーブより薪ストーブの方が好きなんですが(暴露)
その理由の6割を占めるといってもいいくらいにストーブでオーブン調理がしたい。
しかも、クラフトマンのすごいところは木質ペレットを使っているのにストーブ調理ができること!


木質ペレットを使うということは、煙が出にくいのでご近所迷惑になりにくい。
お家ににいながら毎日キャンプ気分を味わうことができるんです♪
デメリット
無電源ペレットストーブ「クラフトマン(CRAFTMAN)」のデメリットはこちら。
- 設置費用が高い
- なかなか暖まらない
- タイマーがない
- 長い煙突が破損したときは使えない
- 設置すると動かせない
実はほとんどが薪ストーブと同じようなデメリットなんです。
薪ストーブのデメリットはこちらに簡単にまとめています。↓↓


では、詳しく見ていきましょう。
設置費用が高い
電動のペレットストーブの設置費用は、本体価格にプラス10万円程度(送料、人件費、煙突代など)。
無電源ペレットストーブのクラフトマンは薪ストーブ同様の長~い煙突が必要です。
長い煙突を用意するだけで数十万円かかっちゃうし、人件費もだいぶ高くなります。
さらに、既存の住宅にリフォームで設置するとなると、更にお高くなります。



本体含め合計100万円くらいは必要かな。



正直我が家はそれで断念したんだよね…。とても払えない(´;ω;`)
電動ではない分故障することはあまりないので、100万円払ってでも設置する価値はあるかもしれません。
なかなか暖まらない
無電源ペレットストーブのクラフトマンには電気モーターがありません。
電動のペレットストーブのような送風ファンがないので、輻射熱での暖房です。
輻射熱とは?
遠赤外線の熱線 によって直接伝わる熱の事。つまり、高温の固体表面から低温の固体表面に、その間の空気その他の 気体の存在に関係なく、 直接電磁波の形で伝わる伝わり方を「輻射」といい、その熱を輻射熱という。
引用:コトバンク
要は、本体が暖まらない限り部屋は暖かくならないんです。
電動のペレットストーブは送風ファンで炉内の暑い空気を送りだしてくれるので、しっかり燃えていると暖かい空気が出て比較的すぐに暖かいと感じます。
昼間にお仕事をされていて、ストーブをつけるのは朝と晩だけというご家庭には不向きかもしれません。
タイマーがない
これも、無電源だからこそのデメリット。
電動のペレットストーブは自動で着火できる機種があるので、タイマー設定しておけば指定した時間にぬくぬく♪ということができます。
(同じ電動のペレットストーブでも手動着火の機種はタイマー設定がないので要注意です。)
さらに、クラフトマンの場合、ペレットタンク内の木質ペレットが全部なくならないと消火できないので、出かける前や寝る前に使う場合は木質ペレットの量をチェックしておかなくてはいけません。
時間のない平日の朝・晩に使うには手間がかかりすぎるというわけです。



私はそれでもいいんだよ…手間がかかってこその暮らしやん?



でも、あかりの生活パターンだとコスパがね。



えーん(´;ω;`)ウゥゥ
設置すると動かせない
無電源ペレットストーブのクラフトマンは薪ストーブと同じ長い煙突が必要です。
つまり、家に固定されている状態なので動かすことができません。
対して電動のペレットストーブは壁に穴を開けているだけなので、排気用の筒を外してしまえばなんとか持ち出すことができます。
ペレットストーブを設置したあとに動かすことはほぼないと思うのですが、地震や何らかのトラブルで自宅を使えなくなった場合、持ち出せたほうが役に立つことがあります。
↓↓こちらの記事で防災用としてペレットストーブが使えるか検証しています。


日本は地震大国なので、万が一煙突が破損するとストーブが使えなくなることもポイント。



まぁ、電動のペレットストーブも停電になったら使えなくなるから、どっちもどっちなんだけどね。



どっちがいいかは使う人の好み次第だね。
まとめ
今回は、
無電源ペレットストーブ「クラフトマン(CRAFTMAN):石村工業」がかっこよすぎる件について記事を書いてみました。
ほとんど煙を出さずにストーブ料理が楽しめることや、停電になったときのお守りとしてはかなり優秀!
ただ、設置費用の高さや、日中仕事をしているワーママにはちょっと不向きなのが残念ポイント…。
既存の住宅より新築の住宅に取り付ける方が安いので、お家を建てる予定のある方は是非ご検討を♪



絶対いつか、クラフトマンを付けるんだっ(´;ω;`)



いつの話だろうねぇ。



最後まで読んでいただいて
ありがとうございました!
火のある丁寧な暮らしに憧れる
アラサーシンママの火野あかりでした。


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