こんにちは!

キャンプ歴5年目。アラサー&シンママの火野あかりです。
今回は、
薪ストーブとペレットストーブって結局何が違うの?
- 薪ストーブとペレットストーブの違いとは?
- 設置費用に差はあるの?
- お手入れのしやすさは違うの?
- 暖かさの違いってあるの?
という疑問にこたえていきたいと思います♪



ブログを書き始めてから「ペレットストーブってなんですか?」っていうお問い合わせが多いんだよね。



まぁ、あんまり聞かないよね。ここは薪ストよりペレットストーブLOVEなあかりがスパッと答えればいいんじゃない?



え?私、薪ストーブの方が好きですよ?



ええぇーーーーー!!?(;´∀`)
もともとアウトドアが好きなので、断然薪ストーブ派なんです♪
私がペレットストーブを選んだ理由はこちらの記事からどうぞ↓↓


この記事では薪ストーブとペレットストーブの違いをあますことなくお伝えします。
よろしければ、どうぞ最後までお付き合いくださいませ!
薪ストーブとペレットストーブの違いって何?


薪ストーブもペレットストーブも「木を燃料にして着火する」という点では同じものです。
炉内で燃えた火がストーブの本体を暖めて、遠赤外線効果で部屋全体を暖めてくれます。
薪ストーブって暖炉のイメージもあるし結構メジャーだと思うんですが、ペレットストーブってあんまり聞かないですよね?
ペレットストーブついて詳しいことはこちらから↓


それぞれがどういう仕組みでできているのか、メリットでデメリットを比べながら見てみましょう。
薪ストーブとペレットストーブはどっちもエコ


薪ストーブはその名の通り、「薪」を燃料にしているストーブです。
薪が燃えているときの炎で暖める、というよりは本体を中から温めて本体の輻射熱(アツアツの物体が出す赤外線)で周囲の物を暖めるというしくみ。
薪は木を乾燥させて燃料としてつかっているので、木が吸収した二酸化炭素を放出するカーボンニュートラルがなりたっているからエコなんだって。



つまり、木が吸収した二酸化炭素を、木を燃やして外に出す。だから空気中の二酸化炭素の量は増えも減りもしないでしょ。っていうこと。



石炭や石油・天然ガスなどの化石燃料は地下に埋まった二酸化炭素を無理やり引っ張り出しているようなものだからね。
もちろん木質ペレットを燃料にしているペレットストーブも同じです♪
では、そのほかにも薪ストーブのいいところ、ご紹介いたします♪
メリット


薪ストーブのメリット考えてみると以下のようになります。
- 遠赤効果でとにかく暖かい
- ストーブで料理ができる
- 燃料費がゼロになる可能性がある
ひとつずつ見ていきましょう♪
①遠赤効果でとにかく暖かい


薪ストーブを体験したことのある方ならわかると思いますが、とにかく暖かいんです。
薪ストーブ目当てに真冬に古民家の一棟貸しの宿に泊まったときのこと。
暖房はエアコンに、灯油ストーブにこたつなどいろいろあったんですが、なんせ広いし寒い!
たまらず薪ストーブもつけてみたら、家の中がじんわり暖かくて裸足で過ごせるほどでした。



遠赤外線って電磁波だからあったかいんだよね。



そう。普通の暖房は空気をあたためるけど、遠赤外線は物体を直接あたためるから暖かさのレベルが違うんだよね。えっへん♪
②ストーブで料理ができる


ストーブにただ火をつけておくだけじゃもったいない!
薪ストーブはストーブそのものが調理器具のようなもの。
天板にお鍋を置いておけばグツグツ煮込まれて、味がしみこむ。
炉内に新聞やアルミで包んだサツマイモ、ピザ、ケーキやクッキーなんかを投入すると、いい感じで焼けるオーブンになります。
ストーブで使える熱が、暖房にも調理にも使えるという便利なものなのです。
火を見て癒されながら、暖が取れておいしい料理が食べられる…これ以上の幸せがあるでしょうか?♡
③燃料費がゼロになる場合もある


薪ストーブの燃料は乾燥した木。
日本の国土のほとんどは山、そして森林。
なんと、場所によって1シーズン分の薪をもらえる場合があります。



間伐や河川の樹木を伐採して無料配布しているところがあったり、林業をされている方が知り合いで無料で木をもらってくるという方もいるよ。



後で説明するけど、「薪を買う」と光熱費はかなり高額になるんだよね。
薪ストーブを導入するときに、無料で薪を提供してくれるような場所が近くにないか、先にリサーチしておくのも良いかもしれませんね♪
デメリット


ここからは薪ストーブのデメリットについて書いていきます。
- 薪の準備が大変
- すぐに暖まらない
- 煙が近隣とのトラブルになる
- 費用がめちゃくちゃかかる
以上の4つが薪ストーブのデメリットです。
詳しく見ていきましょう♪
①薪の準備が大変


前述したように、薪がタダで手に入る環境なら言うことないんですが、実際はそうでもないのが現実。
薪を買うとなると薪代だけで月に数万円、1シーズンで10万円以上することも。
薪ストーブが趣味だと割り切って、光熱費+趣味代として考えればお得ですが、純粋に暖房として考えるとかなりコスパは悪いです…。



タダで伐採した木をもらえたとしても、生木のままじゃ燃やせないし、乾燥には最低1-2年かかる。



薪割作業は重労働だし、割ってからも乾燥させる時間と場所が必要だもんね。
人力で薪を割ろうと思ったらめちゃくちゃ大変。
斧を使ったり、薪割機を使ったり、いろいろ手立てが必要です。
②すぐに暖まらない


メリットでもお伝えしたように薪ストーブはストーブ本体を暖めて、輻射熱で部屋を暖めるもの。
本体が暖まったら最強の暖房なんですが、反対を言えば本体があたたまるまで暖かくないんです。
本体がしっかり暖まるまでは約1時間くらいかかるので、それまではめっちゃ寒い!
サブ暖房としてガスヒーターや電気ヒーターを併用される方もいるので、薪ストーブの燃料費+サブ暖房の燃料費がかかることになります。
③煙が近隣とのトラブルになる


薪ストーブは火をつけた直後は煙が出やすいです。
薪の種類や乾燥具合でも煙の出方は違います。
うまく火をつけられればほとんど煙はでないんですが、毎回うまくいくとは限りません。
住宅街で周囲の家が近いと、ご近所中を煙が充満してしまいます。



私は煙のにおい好きだからいいけどさ、嫌いな人は嫌だろうねぇ。



洗濯物や家にススがついてトラブルになるって話も聞くよ。
せっかくのんびりと薪ストーブライフを楽しむならご近所トラブルは避けたいところですよね♪
④費用がめちゃくちゃかかる


薪ストーブはペレットストーブ比べて設置費用が高くなります。
本体費用が数十万円。
屋根の上まで伸びる煙突が欠かせないので、新築でも煙突の部品で数十万円。
煙突から引火したら大変だから、建物の耐火工事で数十万円。
薪ストーブから建物を守るための炉台(ストーブの後ろ、床のレンガや鉄板など)に数十万円。
設置だけで100万円は予算が必要です(;´∀`)
さらに、自分で煙突の掃除はできないので、メンテナンスに年間数万円。
薪を購入した場合は1シーズン十万円弱。



薪ストーブが田舎のお金持ちしか使わない理由がわかる気がする…。



あかり、それ偏見(*’ω’*)
ペレットストーブ薪ストーブの違いは電力の有無


ペレットストーブは薪ではなく間伐材などをチップ状にして固めた「木質ペレット」を燃料にしています。
カーボンニュートラルという点では薪ストーブと同じなので、ペレットストーブもエコ。
違うのは、ペレットストーブが電気を使って動く電化製品だということ。



無電源のペレットストーブもあるけど、電気がいるかいらないかが薪ストーブとの大きな違いかな。



電気を使っているからこそのタイマー設定とか自動おそうじ機能とか、今の時代にはペレットストーブの方があってるのかもしれないね。
ペレットストーブについての基本的なことはこちらから↓↓


メリット


薪ストーブと比較したときのペレットストーブのメリットはこちら。
- 着火してからすぐ暖かい
- ペレットがすぐ手に入る
- 比較的費用が安い
- 煙が少な
- メンテナンスが簡単
薪ストーブよりメリットが多いですね。
早速見ていきましょう!
①着火してからすぐ暖かい


電気で動くペレットストーブの多くは送風ファンが内蔵されています。
ペレットストーブも輻射熱で暖房しますが、炉内の暖かい空気を出すことで部屋の空気を暖めてくれます。



寒ーい朝でも、スイッチ一つで暖かい空気を出してくれるから助かる♡



一応、炉内が暖まるまでは数分~数十分かかるけど、薪ストーブみたいに着火直後のサブ暖房はいらないかもしれないね。
機種によってはタイマー設定できるので、起きる前の少し前にスタートさせておけば起きたときにはぬっくぬく♪のペレットストーブが迎えてくれますよ。
②ペレットがすぐに手に入る


薪ストーブ用の薪と違って、木質ペレットはストーブ屋さんなら大抵どこでも取り扱っていますし、ネットショップでも販売されています。
価格はだいたい10㎏で600円前後。
ネットショップから届けてもらえば持ち運ぶ必要もありませんし、使うときは袋からザザーっと本体に投入すればいいだけで特に手間はいりません。
ただし、最低1か月分(朝晩3時間使用なら18袋)くらいは保管できるスペース(約半畳ほど)は用意が必要です。
③比較的費用が安い


ペレットストーブの本体代は薪ストーブとはあまり差がありませんが、耐火工事や屋根まで伸びる大きな煙突がいらないので設置費用は10万円前後。
薪ストーブの設置費用は約100万円なのに比べて、ペレットストーブは半額以下になることもあるんです。



燃料の木質ペレットは1時間で1㎏使う計算。朝晩3時間ずつで180㎏。燃料費は10,000円前後ってところかな?



薪の燃料費が月に30,000円くらいだから、1/3もちがうんだね。
※無電源のペレットストーブでは薪ストーブと同じような煙突が必要なので、設置費用は薪ストーブと同じと考えてください。
④煙が少ない


ペレットストーブで使う木質ペレットは、すでに乾燥させて固形に加工されたものです。
薪ストーブで薪を燃やすときに煙がでるのは水分を含んでいたり煤が多い木をそのまま燃やしているからです。
ほとんどのペレットストーブは自動着火式なので、点火に失敗して煙突から煙がもくもく出る、なんてことはありません。
手動着火の機種では着火剤を使うので少し煙が出る場合がありますのでそこはご注意ください。
⑤メンテナンスが簡単


ペレットストーブは日々のメンテナンスが欠かせません。
炉内に灰が溜まってしまうと燃焼効率が悪くなってしまうので灰の掃除は必要です。
灰掃除用の掃除機があるのでその点は楽ちん♪


煙突は薪ストーブ比べて短いし、設置時に自分でできるメンテナンス方法を教えてもらえば自分でもメンテナンスは可能。
点検費用は薪ストーブに比べるとお手軽価格なので、定期的に業者さんにチェックしてもらいましょう。
デメリット


ペレットストーブのデメリットは薪ストーブ比べ少ないですが以下の4つ。
- 専用のペレットが必要
- 火力が弱い
- 停電時に使用できない
- オーブン料理ができない
①専用のペレットが必要


薪ストーブは薪が燃料ですが、頑張れば何でも燃やせます(;´∀`)オススメハシナイ
災害の時にはがれきでもその辺に落ちてる街路樹でも燃やせます。(※煙は尋常じゃない)
ペレットストーブはその仕組み上、専用の木質ペレットしか燃やせません。



木質ペレットが在庫切れになると即アウト(笑)あ、発注忘れてた!なんてことになって極寒の数日を過ごすことになる…。



あかりはだいぶうっかりさんだから、定期配送とか契約しといた方がいいんじゃない?



うーん。否めないっ☆
②火力が弱い


薪ストーブ派大きな薪を燃やすので必然的に炎が大きくなります。
ペレットストーブで燃やすのは木質ペレット。
火力調整でMAXにすると結構大きな炎が出ますが、それでも薪ストーブほど大きくはなりません。
炎が小さいということは、放出される熱量は少なくなるということ。
すると、薪ストーブと比べると火力、熱量は劣ってしまい、暖房できる面積は少なくなってしまいます。
もちろん火力が強くて、暖房面積の大きいペレットストーブもありますが本体価格が高くなってしまうので、ご注意を♪
③停電時に使用できない


ペレットストーブは電気で動くものが主流です。
着火、ペレットの送り出し、送風ファンで電気を使っているので、停電してしまうと使用できなくなります。
寒い時期に停電になってしまうと本当に困りますよね?



…実は、自動着火のペレットストーブでも、非常用電源を使って使い続ける方法があるんです!



あ、それこの前の、業者さんにゴリ押しで聞いてたやつだね。



高い買い物だから、ちゃんと知っときたいやん♪
非常用の電源でも使用できる方法はこちらの記事をどうぞ♪


薪ストーブとペレットストーブの比較をまとめてみた


薪ストーブとペレットストーブの比較をここまでしてきました。
以下に簡単に比較した内容をまとめてみました。
比較項目 | ペレットストーブ | 薪ストーブ |
---|---|---|
燃料 | 木質ペレット(約10,000円/月)※朝晩6時間使用 | 薪(約30,000円/月)※朝晩6時間使用 |
設置費用 | 約500,000円 ※機種による | 約1,000,000円 |
メンテナンス費用 | 約20,000円前後 | 約50,000円前後 |
使いやすさ | ◎自動で着火~消火が可能 | △ 着火から消火まで完全手動 |
煙 | かなり少ない | 薪の種類によって多くなる |
暖かくなるスピード | 時間はかかるが送付ファンで温風が出る | 本体が暖まるまで時間がかかる |
まとめ
今回は、ペレットストーブと薪ストーブを徹底比較しどっちがいいのか検討してみました。
住んでいる場所や手間をかける時間や好みによって結果はそれぞれ。
コストの面や手間を考えるとではペレットストーブの方がメリットが多く、手軽です。
でも、あえて手間をかけて過ごしたいと考える方には薪ストーブはメリットだらけなのかもしれませんね。



最後まで読んでいただいて
ありがとうございました!
火のある丁寧な暮らしに憧れる
アラサーシンママの火野あかりでした。


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