こんにちは!
キャンプ歴5年目。アラサー&シンママの火野あかりです。
- キャンプで使うペグの種類。
- ペグは何㎝のものが何本必要か。
- ペグを収納するペグケース、ペグハンマーについて。
- テントやタープを固定するときの正しいペグの打ち方。
- テントやタープを立てる以外のペグの使い方。
テントやタープを購入したときに、ペグはだいたい付属品としてついています。
でも、その付属品のペグって、すぐ曲がっちゃいませんか?
キャンプ場の地面が全部柔らかかったらいいのですが、打ち込むところに医師があったり、粘土質の土が固まっていると、付属品のペグではなかなか入りません。
母子キャンプを始めた直後、テントに付属したペグとハンマーをつかってたけど、パワーのない私にはペグ打ちはかなりストレスだった…。
付属品だと男の人でなかなか打ち込めないって言うしね。
今回は、「キャンプで使うペグの種類と必須のペグケースとペグハンマー|母子キャンプ目線」というテーマで記事を書いていきます。
- キャンプ初心者でペグの種類を知りたい方。
- ペグを打つのに専用のハンマーっているの?という方。
- ペグを収納するペグケースの代用品を探している方。
キャンプで使うペグとは?どんな種類・長さがあるの?
キャンプで使うペグとはテントやタープ(日差し避けの屋根)を張るときに、本体やローブを固定する杭のこと。
ハンマーで地面にしっかりと打ち込んでテントなどを固定するために使います。
一言で「ペグ」と言ってもいろんな種類があって、テントを立てたい地面の質によっては使い分けることも必要です。
では、ペグの種類をご紹介していきます。
主なペグの種類
ピンペグ
テントの付属品として多く使用されているのがピンペグ。
ヘッドが曲がっていて、多くはアルミ製で安価な商品が多いペグです。
100円ショップなどでも取り扱っているため入手しやすくなっています。
地面が硬かったり、打ち込んだところに石があるとすぐに曲がってしまうので、消耗品として考えましょう。
念のための予備のペグとしてそろえておいてもいいのですが、細くて短いため固定性はあまり高くありません。
レジャーシートを固定したり、芝生の地面での使用すると使いやすいですよ♪
・軽量でコンパクトになる。
・安くてどこでも手に入りやすい。
・硬い地面ではすぐに曲がってしまう。
・固定性が低い。
ネイルペグ
ネイルペグはピンペグと同じようにまっすぐの形状ですが、ヘッド部分がプラスチックのカギ状になっていて、ピンペグと比べてハンマーで打ち込みやすくなっています。
ただ、ヘッドがプラスチックなので強くハンマーでたたくと割れてしまうので注意!
ヘッドのプラスチックのところが蓄光素材になっているものがあり、暗くなった夜には淡く光ってくれるので目印になるのでおすすめですよ。
テントの付属品になっていたり100均でも売っていたり、ピンペグと大きく性能に差はないですが、スチール製であることがおおいのでやや硬めの地面でも対応可能なペグです。
・ヘッドが広いので打ち込みやすい
・ヘッドが蓄光になっていると、夜の目印になる。
・ヘッドがプラスチックだから壊れやすい。
・固定力はそこまで高くない。
V字・十字ペグ
V字・十字ペグはまっすぐになっているペグとは違い、地面に刺さった時の接地面積が大きいので抜けにくいのが特徴。
複雑な形状の返しが付いているのも抜けにくくするポイントのひとつ。
薄く重ねやすいのでコンパクトに収納できるのがメリットですが、硬い地面では金属板が曲がりやすいので、砂地や雪の上でテントを張るときに使用されることが多いペグです。
どちらかというと普通のキャンプ場よりは、登山用のテントに向いているかも。
ウルトラライト(超軽量)を求める登山には向いているペグだね。
・重ねて収納できるコンパクトさ。
・柔らかい地面での固定力は抜群!
・硬い地面には向かない。
・ペグに返しが付いているので掃除が大変。
プラスチックペグ
レジャーシートや子供用のポップアップテントに付属品としてついていることが多いプラスチックペグ。
金属のハンマーでたたくと壊れてしまうため、付属のハンマーもプラスチック製が多い印象です。
固定力はあまり高くないので、レジャーシートや、夏の海水浴で日よけのテントの固定に使うのがおすすめ。
我が家では母のテント設営時の遊び道具として、子供の練習用のペグとして使っております。(ほとんど地面に刺さらないけど…。)
・軽い、安い、どこでも手に入る。
・子供が怪我をしにくいので練習におすすめ。
・硬い地面には刺さらない。
・壊れやすい。
スクリューペグ
ペグの先端スクリュー上になっているのがスクリューペグです。
しっかり地面に繰り込んでくれるので、柔らかい地面や砂地では最強。
引き抜く力に強く、キャンプ場では時々愛犬や猫ちゃんのリードをつけておられる方も見かけます。
コルク抜きのようになっているスクリューペグのほか、ツイスト上になっているペグもあります。
\ 砂地での実験映像(引用:たかにぃさん) /
実験動画ではソロ用テントなら強風でもしっかり固定できたとのことですが、地面が柔らかいので水平方向(つまり横揺れ)にペグが動いてすぐに抜けてしまいます。
砂地で使うときはペグが見えなくなるまでしっかりと打ち込みましょう。
・柔らかい地面での固定性が高い。
・石が多い地面には向かない。
・地面が硬いとねじ入れるのに力がいる。
鍛造ペグ(鋳造ペグ)
鍛造ペグとは、いわゆる鍛冶仕事でつくられたペグのこと。
金属をたたいて鍛えて、頑丈に作られているのでちょっとやそっとじゃ曲がらないし折れません。
対して鋳造ペグは、溶けた金属を型に流し込んで固めただけなので、鍛造ペグより強度が落ちます。
鍛造ペグはアスファルト加工された地面や、大きめの石があってもガンガン打ち込むことが出来るほど丈夫で、ほとんどのキャンプ場で使うことが出来ます。
また、丈夫で長く使い続けることが出来るのも特徴。
キャンプ歴4年目ですが、最初に買った鍛造ペグを買い足すことなくずっと使い続けています。
ぶっちゃけ、ペグは鍛造ペグだけあればいいと思っている。鍛造ペグ最強。
ええっ!?今までのペグの説明は何なの?!
我が家は砂地のキャンプ場はほとんどいかないから(笑)
まぁ、鍛造ペグは値段が高いし、重いし、いいことばかりではないけど。
砂地のキャンプ場や、地面がぬかるんでいるときは鍛造ペグでも抜けやすくなってしまうので、念のため他のペグを持っておくのも大事ですよ♪
・硬い地面でも打ち込むことができる最強ペグ。
・丈夫なので長く使い続けることができる。
・ペグが重い。
・値段が高い。
キャンプでペグは何本使う?必要な本数は?
ペグの種類がたくさんあるのは分かったけど、結局どんなペグを何本そろえればいいの?
そんな疑問を持たれた方へ。
結論:人それぞれ。
いや、ちょっと待ってよ!これじゃわからないよ!
これ本当なんです(;^_^A
正確に言うと、持っているテントやタープをたてるときに使う本数っていう感じ。
テントやタープって同じものを持っている人って結構少なくて、ペグの本数はキャンパーによって様々。
タープもただ屋根を作るだけじゃなく、いろいろな張り方ができるタイプもあるので、設営方法によってもペグの本数は違います。
まずは持っている、または購入予定のテントやタープにペグが何本必要なのか考えてみましょう。
実際にペグの必要な本数を考えてみる。
では、テントとタープの設営方法から、ペグの必要な本数を考えていきます。
我が家では、テントはペポライト(tent-Mark DESIGNS)、タープはレクタタープ(四角形タープ)を使用しています。
夏の我が家のテントサイト
日差しが強くて暑いので、タープの下にテントを張る過保護スタイル。
テントは4本、タープは通常の使い方で、ポールは合計6本で設営しています。
各ポールに使用するペグは2本ずつなので、タープだけで12本ペグが必要です。
タープを張って、テントを張るのはスタンダードだよね。
冬の我が家のテントサイト
タープを天井+壁にしてさらに追加で壁(陣幕:tent-Mark DESIGNS)を作るスタイル。
試用するペグはテント4本、タープ10本、プラスで陣幕を使うと20本以上のペグを使っています。
スペースの問題もあるから、そのときの状況にあわせてうまいことペグの位置を調整してロープを2本かけているペグもあったりします。
設営で使うのは最低限の本数なので、ペグが折れたり、曲がったり、無くしたり(?!)することも考えておきましょう。
予備のペグは5~6本、心配性の方は10本くらい持っていくと十分ですよ。
キャンプでペグを収納するケースってどんなのがいいの?
ペグは消耗品ですが、袋などにガサっと入れて管理していると、キャンプ場で無くしてしまったり、ペグの先端で袋が破れてしまったりするので、できれば丈夫なペグケースは用意しておいた方がよいです。
専用品でなくてもいいですが、できるだけ丈夫なものを選びましょう。
ロール状のペグケースはペグを1本1本収納するため紛失しにくく、コンパクトになるのが特徴。
実は、私はこういう風にかっちり管理するのは苦手なタイプ(;^_^A
あかりはまずまずズボラだからね。
ぐぅの音も出ないが、あと、布製のケースだと汚れるのが嫌なのよね。
ちなみに、私は無印良品のスチール工具箱を使用しています。
スチール製で重いですが、車で移動することが多いし、どうせペグをたくさん入れるので重さは気にしていません。
白地の本体にステッカーやステンシルシールを貼って好みの雰囲気にしています。
子供がガンガンぶつけて表の塗装がはがれても、味と思って経年劣化を楽しんでいます。
また、ケースの中が土や草でよごれても、水でさっと流して乾拭きしておけばOKなのでメンテナンスは楽ちんですよ。
ペグハンマーはできれば専用品を
キャンプでテントを張るときに一番大変なのがペグ打ち。
ワンポールテントなどフレームで自立しないテントの場合、何本もペグを打たなければないらないことが多く、ペグ打ちが大変だとかなりストレスです…。
できれば、ペグ用のハンマーもケースと同様に専用品を用意したほうが設営が楽になります。
「専用のハンマーって高い」「ゴムハンマーとか、金づちとか、なんならキャンプ場の石でもいいんじゃないの?」
ホームセンターで売っているゴムハンマーや、木づち、金づちでも一応できるのですが、絶対におすすめしません。
【ペグハンマー以外をおすすめしない理由】
・ゴムハンマー…柔らかすぎて硬い地面に打ちこめない。
・木づち…金属のペグに負けてしまい、すぐにダメになる。
・金づち…衝撃が直接手に伝わってしまい、手が痛くなりやすい。
ペグ専用のハンマー「ペグハンマー」はペグを打ち込むところが柔らかい金属になっていて、ペグを強く打ち込んだ時の衝撃を吸収し、手に伝わる前に和らげてくれます。
もちろん金属でできているので、硬い地面でもするするとしっかり入っていってくれますよ。
最初は私も家にあったゴムハンマーでペグ打ちしてたけど、地面が固いと全然かなわかった(汗)
ペグハンマーはさすが専用品だけあって、ペグ打ちが早くなるんだね。
ペグ打ちが大変だとテント立てるのが嫌になるから、テントを選ぶ前に絶対ハンマーとペグはいいものを用意しておいたほうがいいと強くおすすめいたします!
キャンプのペグの打ち方は?
キャンプでペグをしっかり固定するには、地面にピッタリなペグを選ぶだけではなく、打ち方も重要!
といっても、何も難しいことはないのでさくっと打ち込んでいきましょう!
ペグ打ちの時は、ケガをしないようにグローブをつけてやりましょう♪
ペグを打ち込むときのポイントは2つ。
- 地面に対して45~60°の角度をつけて打ち込む。
(ペグの先がテントやタープに向くように) - 引っ掛けるロープはペグに対して90°の角度をつける。
ペグはまっすぐ地面に打ちこむと簡単に抜けやすくなってしまいます。
特にタープを立てる時にロープを固定するペグはかなりの力がかかってしまうので、抜けにくくなるようしっかり角度をつけて深く打ち込んでおきましょう。
\ ヒマラヤさんの動画をお借りしました /
まとめ
今回は、「 【これは定番!】キャンプで使うペグの種類と必要な本数、必須のペグケースとペグハンマーも。」というテーマで記事を書きました。
ペグはテントやタープを支える、まさに「縁の下の力持ち」。
テントやタープに付属しているペグでは時間がかかったり手が痛くなったり、固定力が不十分で不便さを感じることも。
せっかく立てたテントが風などで倒れてしまったら大変なので、ペグはしっかりとしたものを用意しておくのがベスト!
私はキャンプをはじめた当初から、最強と言われていたソリッドステークを使用していたので、今でも快適にテント設営を楽しむことが出来ています。
4年間何の問題もなく使えていることを思えば、「安いペグを何回も買いなおすよりコスパがいい」と思っています。
初心者の方こそしっかりとしたペグとハンマーを、ぜひ検討してみてくださいね。
最後まで読んでいただいて
ありがとうございました!
火のある丁寧な暮らしに憧れる
アラサーシンママの火野あかりでした。
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