こんにちは!
キャンプ歴5年目。アラサー&シンママの火野あかりです。
キャンプ定番のアクティビティと言えば「焚き火」。
寒くなる時期のキャンプには欠かせないですし、夏でも炎のゆらぎには癒し効果を求めるキャンパーも多いです。
チェアに座って、暖かい飲み物を片手に、いつまででも炎を見ていられるのは私だけではないはず。
今回は、キャンプ初心者さんや焚き火に慣れていない方向けに、焚き火のやり方をお伝えしていきます。
- 焚き火の薪の選び方と買い方
- 薪の準備と組み方、片付けの方法
- 薪への着火の仕方、着火剤の選び方
- 焚き火をさらに楽しむ方法
母子キャンプで焚き火の薪の選び方と購入方法
「焚き火ってただ木を燃やせばいいんじゃないの?」というキャンプ&焚き火初心者さまへ。
ただ木を燃やすと、えらいことになるんです( ;∀;)
直火(地面で直接)で焚き火をすると、地面を焦がして火事のリスクがあるため焚き火台は必須。
焚き火台とは…
焚き火をするために使う道具で、燃料である薪を乗せて火をつける台のこと。地面を熱や炎から守り、火事や事故を防ぐ役目があります。キャンプ場の景観を守るために、キャンパー必携の道具です。
詳しい記事はこちら⇒『 母子キャンプで焚き火は大変?!おすすめの焚き火台と焚き火グッズ 』
また、落ちたばかりの生木は水分が多く、そのまま燃やすと不完全燃焼を起こしてものすごい量の煙が出ます。
煙が出るだけならまだしも、匂もすごいし、火もつきにくいしね。
水分は僕らの敵です…。
焚き火に適しているのはしっかり乾燥させた木材で、水分含有量は20%以下というのが理想です。
適当に木を燃やしてしまうと、煙がもうもうと出て自分も周りもキャンプが楽しめません。
さらに!
薪の種類や太さによって、必要な薪の量が違ってくるので、薪の選び方は重要なのです。
薪は何を選べばいい?
薪の種類は大きく分けて2種類。
幅広で裏表のある葉っぱのつく広葉樹と、細長い葉っぱがつく針葉樹です。
広葉樹はドングリのつくナラやカシ。
針葉樹はスギやマツがメジャーです☆
広葉樹
広葉樹は針葉樹にくらべてゆっくり育つので、木の中の密度が高くて硬い薪になります。
硬い木なので薪割りが大変ということと、木の目がしっかり詰まっているので簡単には火が付きにくいというデメリットがありますが、一度火が付くとじわじわと燃えてくれるので長い時間炎を楽しめるのが特徴。
一般的には広葉樹の方が薪としては重宝されるので、針葉樹よりはお値段がお高めです¥
針葉樹
対してスギやマツなどの針葉樹は成長が早く、木の中に「ヤニ」という油分が多く含まれています。
広葉樹にくらべて火がすぐにつくので便利ですが、薪が細いと一瞬で燃え尽きてしまうので、薪割りの時には細くしすぎないように気をつけましょう。
広葉樹にくらべるとお値段はお安めで、多くのキャンプ場で売られています。
じっくりゆっくり火を楽しみたいなら広葉樹、お手頃価格でお財布に優しいのが針葉樹です。
広葉樹の薪がキャンプ場で取り扱っていない場合は、持参する必要があるので問い合わせてみましょう。
薪はどこで手に入れる?
では、焚き火をはじめる前に薪を手に入れましょう。
薪はいったいどこで買うのでしょうか?
基本的にはキャンプ場に売っているところがほとんどで、気前のいいキャンプ場の場合、乾燥させた廃材や伐採した薪を無料で使い放題!なんていうところも♪
公営のキャンプ場や、無料キャンプ場、売店がないキャンプ場では薪の販売がない可能性があるので、事前にしっかり調べておきましょう。
キャンプ場以外で薪を手に入れる方法こちら↓↓
- ホームセンター(ビニールで包まれているものは乾燥が甘いことが多い)
- 工務店(端材を無料でくれたりする)
- 自力で調達(キャンプ場で拾う)
- ネットで買う
現地調達はサバイバル感あっていいけど、整備されたキャンプ場で一晩分の薪はそうそう落ちてないよね。
ホントにね、もらえるもんならその辺の落ちてる木とか、倒れてる木とか持って帰りたいよね。山が薪の束にしか見えないよね。
いつも、山を見て「燃やしたい…」って言ってるあかりは病気だよね。
近くに薪屋さんが無かったり、重い薪を持ち運ぶのが大変という場合はネット通販が便利。
薪をネットで買うなら、薪の専門店さんや、amazon、楽天なんかでも販売されています。
特におすすめなのは楽天のふるさと納税で買える薪。
地域に貢献できるだけではなく、楽天ポイントが溜まり、広葉樹の薪が相場より安く手に入るという素晴らしさ!
リピートしている滋賀県米原市のプレミアム薪は、虫のつきやすい樹皮をはがしてぴかぴかの薪に仕上げてくれます。
皮付きの薪は保存しておくと、樹皮が劣化して粉状に崩れてくるので長期保存には向きません。
皮が残った薪はカメムシの隠れ家になったり、コケやカビが生えたりとあまり良いことがないんです。
ネットで頼んだ薪をキャンプ場に持っていくのは大変ですが、いつもより上質な焚き火を堪能できるのでおすすめです♪
ビニール梱包された薪には注意!
近所のホームセンターのコーナンで販売している薪を見たのですが、ビニール梱包された薪が中で湿気ていました。
薪が湿気ていると、火が付きにくかったり、煙が多かったり、パチン!と爆(は)ぜて火傷したりと、いいことなし。
ホームセンターなどビニール梱包されている薪を購入する場合は薪の乾燥具合を確認してから購入しましょう。
母子キャンプでの焚き火の薪は何キロ必要?
キャンプをするとき悩むのが、薪を何キロ用意したらいいか。
広葉樹と針葉樹では燃焼時間に違いがあるので用意する量に注意が必要です。
キャンプ場でよく売られている針葉樹の薪は1束でだいたい5kg前後で500~600円。
針葉樹1束(5kg)で燃やし続けることができるのは1~2時間くらい。
広葉樹の場合は、5kgで3時間くらいは燃やすことができます。
冬キャンプは8時間、夏キャンプは4時間が目安
冬キャンプの場合、火が落ち始める17時くらいからぐっと気温が落ちて寒くなってきます。
就寝時間が23時ごろ、よく朝6時ごろに起きて8時ごろまで焚き火をすると考えると…。
夏キャンプの場合は、夜に焚き火をして楽しんだり、調理をするのが目的。
夕食が18時ごろとして、就寝直前まで燃やす必要はないので22時ごろには消火完了しているのが理想。
焚き火料理はやると楽しいけど、鍋やヤカンが焚き火のスス(煤)で真っ黒になるから掃除が大変で…。最近はやりません(*´▽`*)エヘン!
でた、軟弱キャンパー。
シングルマザーキャンパーは撤収時間優先なのです!
母子キャンプでの焚き火の着火剤の選び方
次に、薪へ火をつけるために必要な着火剤を準備しましょう。
薪はすぐに火が付かないので、薪への火付けは着火剤が必須です。
薪だけで着火する方法もあるのですが、今回は焚き火初心者向けに着火剤を使いますね。
私もめんどくさい時は着火剤ガンガン使うのでその辺は気にせず(笑)
着火剤
着火剤の選び方…と言っても、着火剤は100均で売っているようなものでOK。
自然の物では、松ぼっくり、すすきの葉、スギの葉がよく燃えて使いやすいのでおすすめ。
遊びがてらキャンプ場で子供たちと拾ってまわると楽しいですよ(*´▽`*)
特に、松ぼっくりは「松脂(マツヤニ)」という油分が含まれていて、簡単に火が付くのに長く燃えてくれるので着火剤としては超優秀☆
松ぼっくりのカサがしっかり開いて乾燥したものを10個ほど見つければ着火剤として十分働いてくれます。
我が家は自然の着火剤の他、近所の工務店さんから廃材や「カンナくず(木のくず)」をもらって、暇なときに着火剤を自作しています。
ローコストで大量に作れるので便利ですよ♪(今後アップ予定)
1つだけ注意!!
新聞紙や段ボールは良く燃えるので着火剤に使えますが、紙でできたものは燃えた後に大量の灰が出ます。
木などの灰と違って紙の灰は軽くて簡単に空中に舞い上がってしまうので、周りのキャンパーに大変迷惑です。
新聞紙や段ボールは緊急事態以外ではつかわないように心がけましょう。
母子キャンプでの焚き火の薪の準備と組み方、後処理の仕方
焚き火用に、薪と着火剤を手に入れたら火をつける準備をしましょう。
焚き火台をセッティングしたら、まずは焚き付け(薪を割って燃やしやすくしたもの)をつくっていきます。
焚き火台をセッティング
焚き火台はテントやタープからできるだけ離れた場所にセッティングしましょう。
テントやタープは熱に非常に弱いので、焚き火の熱で簡単に溶けてしまいます(;´・ω・)
テントやタープを固定するロープも熱で溶けてしまうので、最低2mくらいは距離を離すのが安全です。
また、芝生やウッドデッキなどの上で焚き火をするときは、焚き火台の下に耐熱シートを敷いて地面を熱から保護するのもポイントです☆
そして、焚き火台を使った後の掃除のために「バーベキュー用アルミホイル」を先に敷いておくと便利。
焚き火台でバーベキューしないよっていう場合は必要ありませんが、焚き火中に炭を混ぜて「ちょっとお肉焼きたい」と何か食品を焼く場合は、アルミホイルをしておくと後で焦げ付きを落とさなくてすむので楽ちんです♪
焚き火台の準備が完了したら、続いて薪割りをしていきましょう!
薪割りをしよう
薪はそのまま火をつけても、太すぎてなかなか火がつきません。
斧や鉈(なた)、ナイフで薪を太さ2~3cmくらいにして「焚き付け」用の薪を作っていきます。
女性の場合は斧で薪を割るのは大変なので、コンパクトな鉈(なた)の方がおすすめ。
※鉈(なた)で割れない硬い木もあるので注意してください。
「バドニング」と言って、↑の画像のように鉈(なた)を薪にあて、刃をハンマーや他の薪でトントンたたいて薪を割る方法だと斧よりは安全に薪を割ることができますよ♪
我が家では安全第一で、子供が薪割りできるように「キンクラ」を使ってます。
キンクラ?
正式名称は「キンドリングクラッカー」。置き型の薪割り道具だよ~。一瞬で薪割りできるから、超絶気持ちいよ♡
我が家ではキャンプの薪割りは小学生の長男のお仕事。
キンクラなら子供でも安全に簡単に薪割りできるので重宝しています。
薪を組もう
薪割りが終わったら、焚き火台に着火剤、焚き付け、薪を置いていきましょう。
着火剤代わりのドングリのカサ、昼食後の割りばしを真ん中に。
着火剤の上にはキャンプ場でひろった焚き付け用の小枝を置いていきます。
焚き付けの上に中サイズ(太さ5㎝前後)の薪を乗せていきます。
薪を乗せる時は真ん中に少し隙間をあけると「煙突効果」で上昇気流ができ、早く火が安定しますよ♪
薪の組み方
他にも、薪の組み方にはいろいろあるんだよね。
ボクが最大級頑張れるのは、キャンプファイヤーでおなじみの井桁型、山型ともいわれるティピー型かな。
私はチロチロ燃えてくれる並列型や放射型が好きだなぁ。
井型やティピー型は上昇気流が発生しやすい形なので、薪に火がよく回ります。
比較的簡単に火が安定するので、初心者さんにはおすすめの組み方です。
あったら便利な道具
焚き火をするのにかかせない焚き火グッズはこちら。
燃えている薪を組み換えたり、早く消火するのに便利な道具をご紹介します。
・火ばさみ
焚き火中に薪の位置を変えたいときに便利なのが火ばさみ。
100均のトングでもなんでもいいですが、1-2年も使うとボロボロ。
ヘビーに使う方は専用の火ばさみがおすすめです。
・耐熱グローブ
火ばさみでつかめないような大きな薪や、焚き火台を移動させたりするときに便利なのが耐熱グローブ。
ホームセンターで売っている工業用の耐熱グローブでもいいのですが、実際に使ってみると専用グローブの方が耐久性や耐熱温度が高く、使いやすいです。
また、しっかりフィットする物を選ぶのもポイントです。
・火消壺
焚き火の片付けをするのに便利なのが火消壺。
火消壺があれば燃えている薪を入れて酸素を遮断し、強制的に消火することができます。
火消壺に入れて30分もすれば消火できるので、片付けが早く済みますよ(*’ω’*)
火消壺に入れた直後はかなり熱くなります。子供たちが触れないように注意してください。
まとめ
今回は、キャンプ定番の焚き火の着火のしかたと薪の組み方、選び方をご紹介しました。
薪はキャンプ場で買うと運ばなくていいですが、通販で買うとコスパのいい薪が手に入るのでおススメ。
薪の量は燃やす時間や就寝時間、撤収時間を計算して準備してくださいね♪
私おすすめの遊びは、着火剤をキャンプ場で子供たちと宝探しのように探すこと。
薪の組み方も子供たちと積み木ゲームのように楽めば、準備も立派なアクティビティになります(*´▽`*)
冬キャンプでは焚き火は欠かせない存在なので、ぜひ楽しんでください。
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最後まで読んでいただいて
ありがとうございました!
火のある丁寧な暮らしに憧れる
アラサーシンママの火野あかりでした。
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