こんにちは!

キャンプ歴5年目。アラサー&シンママの火野あかりです。
- 母子キャンプで車中泊をする方法がわかる
- テント泊と車中泊、どちらが自分に合っているかわかる
- 車中泊ならテントなしてもキャンプに行ける!
母子キャンプをしてみたいけれど、「母と子供だけじゃ防犯が心配」という方は多いはず。
キャンプに興味があっても、防犯上の問題でテントを買えないままの方もいるのではないでしょうか?
今回は、テント泊、車中泊、コテージ泊からグランピングまで一通りのキャンプスタイルを経験した私が、母子キャンプでの車中泊について紹介していきたいと思います。
テントで眠るのに不安な人・テントを買うのを節約したい人に向けて、車中泊のことをしっかりお伝えしていきますね。
では、『母子キャンプの防犯対策は車中泊が最強!テントなしでもキャンプに行こう♪』について書いていきます。


母子キャンプでの車中泊のメリット・デメリット
車中泊とは、テントではなく車の中で寝泊まりをすること。
母子キャンプで不安なことといえば、母一人で子供たちとテントで寝ることですよね。
母一人では「就寝中に何かトラブルがあると対応できないかもしれない!」という不安がどうしてもつきまといます。
でも、施錠できる車の中で眠る車中泊なら、テントよりは防犯対策がしっかりできるのが魅力です。



テントよりは安心できる車中泊のメリット・デメリットをご紹介します。
車中泊のメリット
母子キャンプで車中泊をするときのメリットはこちら。
テントより防犯対策ができる


前述したとおり、車中泊は車のドアを施錠してしまえば密室になります。
テントは布製なので、侵入しようと思えば可能ですが、施錠された車にはなかなか入ることはできません。
また、テントだと強い風がふくと心配になりますが、車だと安心できますね。
※あくまでアウトドアを楽しむためのもので、車中泊でも100%安全に過ごせる保証はありません。
荷物が少なくて済む


車中泊は車の中で就寝するのでテントがいりません。
その他テント設営に関わる、ポールやペグ、テントの下に敷くシートもいらなくなります。
テントはキャンプ用品のなかでも大きくて重いものの1つ。
テントが1つないだけで、荷物はだいぶ減らせるので、車への積載の負担が軽くなるんです。


設営、撤収の時間が短縮できる


キャンプでめんどくさいのはテントの設営と、撤収。
子供連れだと、安全確保しながらの作業になるから余計に時間がかかってしまって大変な作業です。
特に、テントはキャンプに行くとほぼ濡れてしまうので、乾燥してから片付けるのが鉄則。



テントを乾燥させるのは時間かかるから、それが無いのはかなり楽なんです!


寒さに強い


肌寒い時期にテント泊をするとき一番寒さを感じるのは、気温ではなく、実は「地面からの冷気」。
どんなに暖かい寝袋を使っていたとしても、体と地面の間にある部分はつぶれて暖かさを感じにくくなってしまいます。
寝袋に入ったとき地面に近くなる背中や足元が冷たさを感じると、なかなか寝付けません。
その点、車中泊は車の中なので、地面の冷気を感じないんです。
車の中で防寒すれば、暖かく眠ることができますよ。
車中泊のデメリット
続いて、母子キャンプで車中泊を行うときのデメリットはこちら。
車中泊できる場所は限られている
母子キャンプで車中泊をするには車が必要です。
でも、すべてのキャンプ場では車中泊ができるわけじゃないんです。
車の乗り入れができるオートキャンプ場は間違いなく車中泊ができますが、車の乗り入れは荷物の運搬のみで、あとは駐車場に置きっぱなしというキャンプ場や、乗り入れすら禁止しているキャンプ場も。
行きたいキャンプ場すべてで車中泊ができるわけではないので、下調べはしっかりしていきましょう。
また、道の駅などで車中泊をされる方もいますが、車中泊を禁止している施設もあるので事前に確認してください。
車の中は就寝人数が限られる
販売されているテントはいろんな形があって、就寝人数はテントの大きさで変わります。
一方の車中泊は寝るのが車の中。
表(※準備中)
ミニバンの室内サイズは縦は250~320cmと十分な広さですが、横幅は大きな車でも150cm程度。
これは、一般的な寝具のダブルサイズ(140㎝)とクィーンサイズ(160cm)の間くらいのサイズです。
150cm幅で4人寝ようと思うとかなりキツキツです!
子供が小さいうちは縦並びではなく横並びにすることで、子供たちは快適に眠ることができると思いますが、身長が150cm以上になると、横並びでは足をまげて寝なくてはいけません。
ちなみに、我が家の軽自動車の室内は横幅134.5cmなので、私と子供2人ででぎゅうぎゅう(笑)



車中泊は「最大3人まで」、と考えておくほうが良いかも。



子供が3人になると母子キャンプでも車中泊はちょっと厳しいね。
「子供が3人いても母子キャンプがしたい!」という場合は、割り切ってテント泊にするのもアリ!
母1人または子供たちのお手伝いで立てられる簡単なテントを探しましょう。


>>もちろん防犯対策もお忘れなく!⇒「母子キャンプの防犯対策」
夏は防犯対策ができない
車中泊のメリットは施錠ため、テントよりは安心して就寝することができます。
冬は電気毛布などで暖かく寝ることができますが、夏は別!
エアコンをつけっぱなしにして寝るのはまわりの迷惑になりますし、窓を開ければ虫が入ってくるので寝ていられません
そもそも、窓を開けっぱなしで寝ていたら、防犯対策はできませんよね。
夏の車中泊では窓を開けるなどの熱中症対策が必要だと考えておきましょう。
窓を開け、ポータブル電源をつないで冷風扇を回しておけば、夏の車中泊でも快適に眠ることができますよ。


>>車の窓の専用の網戸があるので参考にしてみてください。⇒車用の網戸をチェックする
寝心地が悪い
ミニバンなどでトランク部分が完全にフラットになる車ならいいのですが、軽自動車や乗用車はシートを倒してフラットにするので、どうしてもシートの凸凹が残ってしまいます。
そのまま寝てしまうと非常に寝心地が悪く、場所によっては子供が隙間に落ちてしまうことも…。



寝られないことはないんだけど、快適…とは言えないよね。
シートを倒して寝る場所をつくる場合は、分厚いキャンプ用マットを準備するのを忘れないようにしてください。
母子キャンプでの車中泊、テント泊とのスケジュール比較
車中泊は簡単って言うけど、結局何がいいのか。
実際に母子キャンプをしているときの、車中泊とテント泊のスケジュールを比較してみました。
ポイントは【テント泊には「テント設営」と「荷物が多くなる」という違いがあること】です。
受付、トイレ休憩を済ませて自分のサイト(テントを張る場所)へ。
車内の荷物を外に出して、シートをフラットに。マット、寝袋を敷く。
カーサイドタープ、またはシェルターを張る。(やらなくてもいい)
荷物は日陰になるところに配置し、整理しながら昼食準備。
子供たちを招集し、一緒に昼食。
その後は遊び。



タープはなくもいいけど、荷物管理が楽になるから便利だよ!
受付、トイレ休憩を済ませて自分のサイト(テントを張る場所)へ。
車内の荷物を外に出してテントを広げていく。
配置決め、テントを広げてポールを組み、その後ペグ(杭)打ち。
テント内に入れる荷物をテントに運ぶ。マット、寝袋を敷く。
1人でがんばる。
荷物をタープの下に運びながら、昼食の準備。(このあたりで体力が怪しくなる。)
子供たちを招集し、昼食。
その間も母は荷物の整理。
テント設営完了。
子供は遊びたいが、母は休みたい。
テント泊では余分な荷物と設営の手間のせいで、どうがんばっても車中泊には勝てません!(笑)
私はテント泊派でしたが、「ちょっと今日は早く設営終わらせたいな…」というときは車中泊をするようになりました。
時間に余裕がある方がいいという人には車中泊の方が向いていますね。
母子キャンプでの車中泊、テント泊との初期費用比較
続いて、母と子供2人での車中泊とテント泊の初期費用がどのくらいちがうのか、ざっくりと比較していきます。
※条件は以下の通り
・車は最初から持っている
・調理器具など細かいものは自宅で使っている物を持っていく
・タープはなし
合計:35,000円
合計:80,000円
テント内は車内より広いので、テント泊ではマットはより広く敷く必要があります。
車中泊とテント泊を比較すると、テントに関する費用のみで約45,000円ほどの差額が出てくるんです。



車中泊の方がコストがかからないことがわかりますね!
「初期費用をできるだけ抑えてキャンプしてみたい!」という人には車中泊が向いています。
母子キャンプの車中泊におすすめなグッズ
母子キャンプの車中泊はできるだけコンパクトにするのがセオリー。
持っていかなくてもいいけど、持って行った方が車中泊の快適さが格段に上がるおすすめグッズを5つご紹介します!
持っていくと車中泊が快適になるおすすめグッズ5選
ポータブル電源
車中泊では車のシガーソケットのコネクタがあれば、車から電力をもらって家電を使うことができます。
熱い日は扇風機、寒い日は電気毛布など、子供がいると特に便利です。
しかし、車で電気を使い続けるにはエンジンを常に動かしておかなければいけません。
エンジンずっと動かしておくと音がうるさいので、周りのキャンパーに非常に迷惑です。
ポータブル電源があれば、夜間でも車内で扇風機や電気毛布を使うことができるので便利ですよ。
>>気になる方はポータブル電源の選び方をどうぞ。


車用の網戸
防犯性が落ちてしまいますが、車用の網戸をつけて窓を開けることで暑い日でも涼しく眠ることができますよ。
ドアに取り付けるタイプもありますが、私のおすすめは内側からマグネットで隙間なくぴったり貼れるタイプです。



すき間なく貼り付けられるものの方が、虫よけには効果抜群!


遮光カーテン
車中泊で眠るとき、意外と気になるのが「外のあかり」。
アイマスクをしてしまえばいいのですが、外からの視線も気になりますよね。
車用の遮光カーテンをしてしまえば明かりや外からの視線も気にならず、窓からの冷気も遮断できます。
遮光カーテンはフックタイプのものが安価でよいのですが、簡単にピタピタくっつくマグネットタイプがやっぱりおすすめ。



安いからフックタイプ買ったけど、簡単に外れるからイライラしちゃう…(笑)


分厚いマット
前述したように、車のシートはフルフラットにしても凸凹になるものがほとんど。
キャンプ用のマットを使うことはできますが、薄めのものだと凸凹が気になってゆっくりと眠れません。
一般的には、5~8cm程度の分厚いマットを敷くことで、シートの凸凹が少しフラットになると言われています。
我が家で使っているのはキャプテンスタッグのEVAマットのダブルサイズ。
厚さは1.5㎝と薄めですが、硬いスポンジのような材質でしっかり反発してくれるので凸凹はそこまで気になりません。
分厚いマットは収納がかさばることが多いので、好みに合わせて使ってみてくださいね。


カーサイドタープ(テントまたはシェルター)
カーサイドタープというのは車の車体に取り付けるタープのことで、車中泊でよく使われるタープです。
キャンプでは日差しを遮る日よけがあると便利ですよね。
布一枚のタープを持っていってもいいですが、ポールを立てたり、ペグを打ち込んで固定したりと、ちょっと手間。
カーサイドタープ(カーサイドテント、カーサイドシェルター、カーサイドリビングともいう)なら、車の車体に固定できるので、普通のタープを張るよりも簡易的に日よけを作ることができるんです。



車の中で寝るから、荷物はカーサイドタープの内側に全部置いておけば、荷物が雨や夜露で濡れないから楽ちんだね♪



うちはogawaのカーサイドリビング2をつかってるよ。面積めっちゃ広いから、荷物を入れても子供と3人でも広々~♪


母子キャンプで車中泊してみるならレンタカーもあり!
母子キャンプしたいけど、「テント泊が不安…。でもマイカーはないし…。」という方には、レンタカーでのキャンプがおすすめです!
お子さんが1人なら軽自動車、2人ならミニバンを借りると快適に過ごすことができます。
維持費や駐車スペースが必要なマイカーとは違い、レンタカーならキャンプに行きたいときに気軽に利用できるので、チャンレンジしてみてもいいかもしれませんね。
\ キャンプのレンタカーはこちらがおすすめ /


まとめ
今回は「母子キャンプの防犯対策は車中泊が最強!テントなしでもキャンプに行こう♪」というテーマで記事を書きました。
テントが無くても、マイカーが無くても、車中泊を利用すれば安心安全にキャンプを楽しむことができます。
ぜひキャンプを楽しんでみてください!



最後まで読んでいただいて
ありがとうございました!
火のある丁寧な暮らしに憧れる
アラサーシンママの火野あかりでした。
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